「船絵馬 (ふなえま)」
船絵馬は横幅が 176 センチほどあり、帆を張った船が上に 2 隻、下に 3 隻描かれています。向こうの山からちょうど朝日が昇ろうとし、夜明けを待って、さぁ出港だ、といったところを描いたものでしょう。船の形、帆の布の数・反数や、乗組員の人数などが丁寧に描かれています。このような荷物を運ぶ船、廻船 (かいせん) といいますが、それについて文字で書かれたものは数多くあります。しかし、その船がどんな形なのか、帆は何枚の布が使ってあったのか、そんなことがわかる書きものは残されていません。この「船絵馬」は、そんな船の姿を知ることの出来る貴重な資料とも言えます。
(島根町誌 (昭和 62 年 : 島根町教育委員会発行) より抜粋)