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地蔵札

幼子を亡くした母親が、どうしても吾子 (わがこ) のことが忘れられず和尚さんに相談に行き、お地蔵様のお姿の判木を借り千枚の紙にお姿を刷り写し、「吾子のいます場所を教えて下さい。」と海に流しました。
翌日、旧潜戸にお参りすると、波打際に沢山 のお札が打ち寄せられていました。
母親は、やはり此処にきていたのかと、涙ながらにお地蔵様にご加護をお願いしたと伝承され判木は、現在も町内の応海寺に残こされています。

何年か前にも東京から、子供さんを亡くしたご夫婦が来られ、夢枕に「私は加賀のくけどにいます。お参りにきて下さい」と 知らせたので、そのくけどは何処にあるかと捜しまわられたそうです。
やっと分かり、愛児の大切にしていた玩具をお地蔵様にお供えしご供養のお経をあげて帰られました。

旧潜戸の賽の磧には今もそういった方がお供えされた学用品や玩具、お人形さんなどが納められています。




積み上げられた無数の石塔が並ぶ賽の磧
お地蔵さんの周りには亡くなった
子供のためにお菓子やおもちゃが供えられています。


遊覧船発着場から賽の磧へ続くトンネル加賀の潜戸へは 観光遊覧船